グレートジャーニー 関野吉晴 地平線会議

「創る」ってどういうことだろう
「創作」って「表現」って?
「手作り」ってどういうことなのか?
なぜ「創る」のか?
なぜ「歩く」のか?
今 「旅と創作(表現)」は 近接していると思います


人類の起源は?
太古にアフリカから南米まで渡った人類の足跡を逆に辿る旅。
そして日本人は、どこから来たのか?
海を渡って来た人々は、どうだったろうか。


地平線通信347によると
関野さんは、現在 インドネシア→フィリピン→台湾→日本と繋がる「黒潮ルート」を帆走と手漕ぎで辿る試み「黒潮プロジェクト」に着手しているそうです。
教鞭を執る武蔵美の教え子たちをスタッフ・クルーに迎え舟を造る道具を自作するところからスタートし、今はインドネシアで舟の材料を調達中とのこと。


千葉の浜で砂鉄を集め、その砂鉄を溶かすふいごを造り、つくった鉄で舟をつくる為の斧をつくる。インドネシア小スンダ列島のランバタ島で木を切り出して舟をつくる。
帆布や縄も武蔵美生の作品。繊維は樹皮からつくられる。


舟を造る道具を得るために砂鉄集めから…ということだけでもワクワクドキドキします、ときめきの純度が違う といえばいいのか…。人間がつくれる最初の単位地点から始める。
構想や準備から旅全部が作品だと思いました。 
参画した人すべてにとっての それぞれの本気の「かけがえのない」「これこそは」表現したいこと
つくった鉄の斧も カヌーも 帆も なにもかもが 特別な斧であり特別なカヌー 
その舟に乗って 日本へやってくる
全体作品はもちろん素晴らしいけど 物語の部分部分に近寄って見ると個人個人の真摯で熱い想いが輝いてる作品だと思います。 すべてが特別な時間  すごく大変そうだけど すごく楽しそうです。
生きた伝説になるような作品だと思います


旅人は体をはって表現する
歩ききる 走りきる 登り切る 
創りきる 描ききる
自分は なにかを やりきったことがあっただろうか…



今月31日に関野吉晴さんの「黒潮カヌープロジェクト」のお話会があります
わたしは残念なことに行けません。興味のある方はぜひ。詳細は下記リンクへどうぞ

 地平線通信344から勝手に添付(武蔵美日本画卒 竹村東代子画)

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地平線会議
http://www.chiheisen.net/

関野吉晴公式サイト
http://www.sekino.info/